PEG 2005 7 21

 投資尺度というと、多くの人は、「PER」を連想するでしょう。
しかし、この「PER」という投資尺度は、大企業には当てはまっても、
新興企業には、当てはまらないのです。
 たとえば、A社のPERが30倍で、B社のPERが70倍だとすると、
大企業ならば、A社の株価の方が、割安と言えるでしょうが、
新興企業では、単純に、そうは言えないのです。
 新興企業は、事業規模が小さいので、
簡単に、経常益や税引益が、2倍、3倍になってしまうのです。
つまり、1株益が、2倍、3倍になる可能性があるのです。
 そこで、A社の1株益が、毎年、あまり変わらないのに、
B社の1株益が、毎年、2倍近く伸びていくならば、
PERの高いB社の方が、割安だったと言えるのです。
 「PER」という投資尺度は、大企業向けです。
そこで、新興企業向けに、「PEG」という投資尺度が考えられました。
この「PEG」は、中期の成長率を加味したものです。
 詳しくは、「会社四季報」の「別冊臨時増刊」号に掲載されています。
雑誌のタイトルは、「厳選 新興株&IPO」です。
 なお、7月21日の市況コメントは、これだけです。
今回は、7月21日のお昼の更新はありません。
































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